日中と日没後の気温差が激しい今日この頃。
寒がりな私は日中でも分厚いジャンバーは手放しません雑務担当 稲吉です。
今年も始まって既に20日以上経過し、浮かれた気持ちがようやく通常運転となり頑張っております。
通常に戻るのが遅い?業者や職人さんに「明けましておめでとうございます」って言われるからまだまだ正月気分は抜けないでしょう。
さてさて仕事の話に戻りまして、前回は現調の話のみで長々と書きまして尺が足らなくなりましたので今回は工事について書いていきます。
ちなみに前回見てない。なんの話をしてるんだこの担当って思う人はこちらから
今回はマンションに設置してある電気温水器の工事+排水トラップの取替となります。
工事内容だけ書くので詳しく説明していきましょう!
1.電気温水器内の水(お湯)の排出
まずはタンク内のお湯をすべて排出します。
お湯だけで370ℓ、本体の重さで6~70kg
大変重いです。例えで言うなら…
私4.8人分の重さといえば凄さがわかります。
え?例えがわかりづらいから何kgか教えろって?
とにかく重いので電卓使って重さを詳しく計算しないようにしましょう!
とてもじゃないですがお湯を抜かないと人の力で持ち上がりません。
※ 今からお見せするのは少しショッキングな画像となります。これを見て古い電気温水器取り替えたいという方は是非ご連絡ください。
お湯を抜き終わりはこんな感じ
圧倒的茶色!
古い電気温水器はタンク内で錆びてます。錆流した後は色々と掃除が面倒です。
錆はタンク底に溜まり、通常使うのは上澄みの沸いたお湯なので見ることはありませんが、気分がいいものではありませんね。
2.既存電気温水器の撤去
既存の電気温水器を撤去しなければ次の新しい温水器は設置できません。
これを
大人2人で出しました。温水器出た後のPS内を確認すると結構狭い…
出しただけで既に疲労困憊です。しかし工事はまだまだ始まったばかり。
3.既存排水トラップの撤去(斫り工事)
今回の工事は標準工事とは別のオプション工事(有料)となります。
昔の鋳鉄製排水トラップは総じて錆により詰まってしまいます。
今回の現場も錆で詰まっており、排水が出来ていませんでしたので取替を行ったのですが、これまた騒音、粉塵がとても凄かったため、一番クレームになりやすい工事だと言えます。
余談ですが、1階で排水トラップ交換のためモルタルを斫っていたら、8階の方からクレームが来たこともありました。
ですので今回は事前に住民の方には連絡を行い工事をさせていただきました。
業者< 排水管浅く埋まってて一緒にサンダーで切っちゃいました☆彡
まてまてまてーい!!
いや、排水縦管と繋ぐ管は一度切って新たに繋ぐので問題ないですが、いきなり言われるとビックリします。
サンダーでカットした後は振動ドリルで斫っていきます。
凄い騒音です。よく見る土木工事でやってるような斫り工事をマンション内で行うので振動や騒音がマンション内に響き渡ります。いつもクレームこないか気になってハラハラしてます。
4.新規排水トラップ設置及びモルタル埋戻し
斫ってしまえば、あとは音もなく工事ができますのでササっとやってしまいます。
新しい物に取替、モルタル埋戻しで一旦小休止となります。
これだけ書いてますが工事時間としてはまだ午前中の話です。2~3時間作業の話となります。どれだけ長く書くつもりだと聞こえてきそうですが、
華麗にスルーしましょう!とりあえずお昼ご飯Da!!
お昼から帰ってくるとモルタルもある程度硬化してますので次に進みます。
5.新規電気温水器設置
皆さんお待ちかねの「新しい電気温水器よ!」
っと言って投げてスポッと納まったらどんなに楽でしょうか。
そんなこんなでふざけたこと言ってますが仕事は元気100倍で頑張ってます。
新品なので傷を付けないように慎重に設置していきます。
この時に、前カバーを外し、200Vの電気工事で接続等も終わらせていきます。
6.新規配管工事、漏水確認
新規の温水器を設置したら今度は給水管、給湯管をやっていきます。
給水の際に電気温水器が水圧で壊れないように「減圧弁」の取替も行っております。
※ またまたお見せするのは少しショッキングな画像となります。これを見て古い電気温水器取り替えたいという方は是非ご連絡ください。すぐに確認に伺います。
昔の給水側減圧弁を確認するとこんな感じとなっていました。
また小指立ててるのが凄く気になります。いや、書いてる本人の手の写真ですがとても気になります。
え?気になる場所が違う?またまた~似たようなことがありましたよねー
はい。小指以上に気になることはありましたね。
減圧弁内部は錆コブで閉塞しており大変なことになってます。他のPS内を拝見させていただきましたが、結構変えてないところが多かったので少し心配しております。
配管が完了したら電気温水器へ給水となります。
8.強制通電後、動作確認
給水が完了したら任意ではありますが、九州電力さんへ連絡、通常23時~7時まで通電する深夜電力を強制通電させ、昼間でもお湯を沸かせるようにすることが可能です。
ただし、深夜電力を昼間に使用することでその月の電気料金が高くなるかもしれませんのでご注意ください。
通電を確認し、動作確認を行いましたら工事完了となります。
まとめ
今回は工事について順番に詳しく書いていきました。しかしながら内容がわかりにくかった、全然物足りないなど、こちらの表現不足で伝えられなかった部分については都度反省したいと思っています。
また、担当のふざけた内容についてのツッコミについては華麗に聞き流しますのでご了承ください。
マンションで電気温水器の取替を考えているが、どんな工事をやっているかなどの参考にしていただければ幸いです。
最後に…
筋トレしたい方!マッチョ目指す方!
温水器工事のお手伝いに来ていただければ相当な負荷を貴方にプレゼントします!!
是非一緒に持ち上げましょう!!!
コメント